診療案内

診療時間

   月   火   水   木   金   土  日/祝
午前10:00~12:30
午後  4:30~7:00

※休診日:木曜日・日曜日・祝祭日、土曜日の午後診

診療内容

内科一般診療

最近は一般内科的な分野は、地域の「かかりつけ医」としての開業医が担うようになってきています。
風邪や胃腸障害や発熱などで具合の悪くなった患者さんは、初診、再診を問わず、常時対応しています。
また血液検査および尿検査、心電図、レントゲン写真、超音波検査などが可能であり、正確な診断が迅速に行えるように努力しています。
さらに検診で発見された異常に対しても、できるだけ対応するようにしています。

甲状腺疾患患者や甲状腺疾患合併妊婦など

甲状腺疾患のうちバセドウ病と橋本病はしばしばみられる疾患であり、性差では約10対1の比率で女性に多くみられます。もともと女性のうち10人から20人に1人の割合で、これらの疾患になりやすい人がいることが血液検査で判明しています(潜在性自己免疫性甲状腺炎)。なお男性については、その発症頻度は女性の1/10程度です。
そしてバセドウ病、橋本病は、体の免疫状態が変化する状態、例えば出産などを契機として、発症あるいは増悪することがあります。したがって甲状腺疾患合併妊婦についても、注意深く経過観察をしていく必要があります。

代謝内分泌疾患

1.糖尿病

糖尿病の患者が増加しているのは事実です。生活習慣の欧米化・都市化(脂肪の多い食事、ファーストフード、清涼飲料水の多飲、自動車社会で運動しなくなったなど)が元来遺伝的に糖尿病になりやすい体質であった人たちに影響を及ぼして糖尿病を発症させると考えられています。
糖尿病では、膵臓から出るインスリンの量が少なかったり、インスリンの働きが何らかの機序で障害されたりすることなどにより、血液中の糖分(血糖)が異常に高い状態(高血糖)がおこります。高血糖状態を放っておくと、特に眼、腎臓、神経に障害を合併したり、脳卒中、狭心症や心筋梗塞、下肢壊疽などの合併症を起こしたりしやすくなり、場合によっては重大な身体障害をおこす場合があります。
糖尿病の治療としては薬剤によりインスリンの分泌を良くしたり、インスリンの働きを改善させたり、あるいはインスリンを補充することなどが必要となります。そのためには、まず食事療法、運動療法をきちんと行い、その上で、薬物療法を適正に行うことが必要です。糖尿病は一生つきあっていかなければならない病気です。最近糖尿病の薬物療法については頓に進歩がみられており、個々の症例に最適の薬物療法を考えていきます。

2. 骨粗鬆症

骨粗鬆症は、副甲状腺ホルモン異常、女性ホルモンのアンバランス、栄養のアンバランス、運動不足、他の病気の治療薬などによって生じます。骨の代謝に異常が生じると、骨密度が減ったり、骨質が悪くなったりするために、軽い衝撃でも骨折を起こしやすくなります。骨粗鬆症の人が骨折を起こすと、骨の変形や腰痛などの疼痛が生じたり、寝たきりの原因などにもなるため、骨粗鬆症を早く発見し、早く治療を始めることがとても大切な病気です。骨粗鬆症の患者さんは女性が男性のほぼ3倍で、男女とも年齢とともに増加していきます。今後高齢化社会が進めば、骨粗鬆症のスクリーニングは更に重要になってきます。
当院では、超音波踵骨測定装置を用いて、骨量減少の早期発見をおこなっています。そして骨粗鬆症と診断された場合には、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの骨密度を増加させる栄養素を積極的に摂る食事療法が必要となります。また運動不足は骨密度を低下させる要因である為、骨にカルシウムを蓄えるためには、「体重をかける」運動療法も必要です。更に薬物療法としては、活性型ビタミンD3製剤(カルシウムの腸管からの吸収を増加)、ビタミンK2製剤(骨形成を促進する作用)、ビスフォスフォネート製剤や抗RANKLモノクローナル抗体製剤(骨吸収を抑制することにより骨密度を増やす作用)、
SERM製剤(骨に対してエストロゲンと類似の作用を持つ)、それから副甲状腺ホルモン製剤などがあります。薬物療法が必要と診断した場合は、患者様の病状に合った治療方法を考えていきます。


睡眠時無呼吸症候群

さまざまな病気によって睡眠中に無呼吸を繰り返すようになります。無呼吸や低呼吸は上気道の閉塞により起こります。その結果、呼吸調節系の安定性が低下し、血中酸素が低下して二酸化炭素が増加し、循環系へ悪影響を及ぼし、高血圧、糖尿病や心不全などの合併症の原因なります。入眠→無呼吸→中途覚醒→再睡眠を一晩の間に何回も繰り返すために、深い睡眠は得られず、日中傾眠を訴えるようになります。特に肥満者では、呼吸再開時に著明ないびきを伴うことがあり、いびきの常習者で日中眠気のある場合には、この病態を疑って検査を行う必要があります。確定診断には睡眠に関連する複数の項目を同時に測定する、終夜のポリソムノグラフィーが必須ですが、当院では疑われる患者様に、まずスクリーニング検査(簡易検査)を行います。更に睡眠状態や呼吸状態をより詳しく把握する必要がある場合には、精密検査としてポリソムノグラフィーなどを行い、治療方法を決定します。

生活習慣病

生活習慣病は、かつては成人病といわれていたもので、糖尿病、高脂血症、高血圧症などがあります。これらの疾患は、遺伝的な体質をもとに、環境、生活習慣のゆがみなどが誘因となって引き起こされる病気であり、中高年を中心に頻発しています。
このような病態は早期の発見、早期の治療が必要です。当院では特定健康診査を実施していますので、生活習慣病の病歴のない方も、疾病の早期発見や予防にもつながりますので、健康のためにも受診するようにしてください。
検診の結果、メタボリックシンドロームあるいは生活習慣病(糖尿病、高脂血症、高血圧)と診断され、その治療が必要な場合には、個々の患者さんの病態にあった薬物療法を考慮して、最新の治療を行います。

予防接種

感染症の流行の時期に応じて、適宜予防接種を行います。(その都度、「新着情報」に掲載する予定です。) また、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンなどの個別接種も、希望時に行っていますので、お問い合わせください。

健康診断

堺市から1年に1回送られてくる「特定健康診査」を実施しています。主に生活習慣病の検診が目的です。送られてきた受診票(用紙)を御持参の上、10時間以上絶食した状態でお越しください。
会社などで従業員に実施する(定期)健康診断、あるいは個人的な健康診断などを引き受けます。その実施項目や費用などについては、ご相談に応じます。 


新型コロナワクチン接種

(1)第5回目のワクチン接種が進行中です。医療従事者等や、高齢者への接種に続き、基礎疾患を有する方も接種を行っています。ワクチンの供給はほぼ順調に進んでいますので、順次接種をうけることができます。

(2)接種回数と接種の間隔:標準として、4回目の接種から3ヶ月以上経過してから接種します。標準の接種間隔を超えても、5回目の接種を受けることができます。

(3)接種の対象:新型コロナワクチンの接種対象は、当院では20歳以上の方に限らせていただきます。妊娠を考えている方や妊娠中の方、授乳中の方、新型コロナウイルスに感染したことがある方も、ワクチンを受けることができます。

(4)接種の申し込み:直接窓口や電話などで申し出てください。住所地以外でもワクチンを受けていただくことができます。住所地以外の接種の手続きは不要です。 

(5)接種を受けるための手続き  接種の時期より前に、市町村から「接種券」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届きます。 ご自身が接種可能な時期が来たことをご確認ください。(3) 電話などで予約をしてください。ワクチンを受ける際には、市町村より郵送される「接種券」と「本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)」を必ずお持ちください。接種を受ける際の費用については、全額公費で接種を行うため、無料で接種できます。接種を受けるための同意:新型コロナワクチンの接種を受けることは強制ではありません。接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただきます。予防接種健康被害救済制度:ワクチン接種では、副反応による健康被害が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。


帯状疱疹ワクチン接種

帯状疱疹の原因は多くの人が子供の時に感染する水疱瘡のウィルスです。日本では成人の90%以上において水疱瘡の後にウィルスが体内に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下したときなどに、帯状疱疹を発症するといわれています。発症すると皮膚の水疱疹などの症状だけでなく、皮膚症状が治った後にも長い間に神経痛が続くことがあり、50歳以上では痛みが残る頻度が多くなります。

帯状疱疹ワクチンには不活化ワクチンと生ワクチンとがありますが、現在の不活化ワクチンは、2か月の間隔を空けて2回の予防接種で少なくとも8年間くらいは十分な発症予防効果があるといわれています。注射の副反応としては、多くは注射後3日以内にみられ、注射部位の痛みや腫れなどや、筋肉痛や発熱などがみられます。




                                                          


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